(幸せになるには)豊かな生活を送っていると、貧しい人生に陥っていく

鎌倉の大仏

今日のgood & new

今日はなぜか目覚まし時計がならず、起きる時間が30分遅くなった。
最近、たまにならないことが起こる。
念のため、スマホでもアラームをかけているのだが、かけ忘れたときに限って、目覚まし時計がならない。
不思議だ。

仕事では、今季のグループの方針が発表された。
ぼくは長年希望していた設計企画担当が生まれ、ぼくがその責任者に任命された。
この部で設計企画をすることは意味がないと言っていた部長が、オレもやると言い出してもやっとしたが、気にしないことにした。
仕事はぼくのところに来る。
部長はもう定年に足を突っ込んだ、この会社にももう長くない人物だ。
元々自分勝手なところがあって、気が合わないと思っていたが、気にしないことにした。
自分の好きな仕事がやっとできそうで、これからは思う存分、実力を発揮していきたいと思う。


仕事をしていると学校では習わないようなことを学ぶことが多い。
例えていえば、赤ちゃんがいろんなことを覚えていくような学習方法で、「オーガニック・ラーニング」という。
学問で教わるのではなく、自分自身の体を通して自然に学んでいくことだ。
ブッタも禅もこの「オーガニック・ラーニング」を志している。

妻が出て行ってから、いろんな「オーガニック・ラーニング」をしたと思う。
妻に心からの謝罪をしたが、その手紙さえも読んでもらえず、その場で泣きくづれたこと。
過呼吸になり、うつ症状と診断されて会社を休職したこと。
こどもにあえず、自分責めをし、死にたいとさえ思ったこと。
そして、そんな地獄の時間を過ごしながら、すこしずつ自分は何をしたいのか学んでいった。
幸せとは何か、人生とは何か、生活とは何か。
豊かな生活を営んでいると、考えたり感じたりすることが鈍感になるので、人生が貧しくなる。
貧しい生活でも、感情が鋭くなり、学びが深くなれば、人生は豊かになる。
生活と人生のバランスを取ることが大切だ。
財金物名誉を求めていくと、生活は豊かになるかもしれないが、人生は貧しくなっていく。
かといって、今の世の中、托鉢で生活していくことは現実的ではない。
物欲に負けずに、自分の本当の姿を見つけていきたい。
サナギが蝶に変わるように。