おじさんが若者のコミュニティに入るのはありか(経験や知識の活かし方)

今日のgood & new

ご無沙汰しております。
夏の暑さも和らいできて、涼しくなってきました。
最近、新しいことを始めました。
12年ぶりにバスケットボールのサークルに参加したのです。
30代の頃、まだ体力も気力もあった時、地元のバスケットチームに入っていました。
月に2、3回程度出ていたのですが、チームメイトの年齢が10代、20代が多くなり、怪我が心配でインタしました。
ふと、SNSでそのサークルがまだ存続していることを知り、DMを送ってみました。
もう、リーダーや中心メンバーはいなくなっていたけど、一人、古参のプレイヤーがいるらしいので、行ってみました。
周りは若い子たちばかり。
もしかしたら、自分の子供でもおかしくない年齢の子もいたと思います。
それでも、なんとかギリギリ、練習にはついていけて、ゲームにも出してもらいました。
昔は体力任せで走り回っていたけれど、ベテランはベテランでうまく手を抜いたプレーができるもの。
迷惑はかけずに、楽しめました。
困ったのは、年齢を聞かれた時。
すでに50才を超えていると言ったらきっとびっくりされると思って、思わず48歳とサバをよんで答えた。
たった2歳でも、40代と50代では印象が違うと、最近気になってます。

もう一つ、新しいチャレンジをしました。
それは、ギターサークルに参加したということ。
なんとなくアプリのジモティーをいじっていたら、地元でギター初心者サークルを見つけた。
アコースティックギターはなんだかんだ20年くらい触っているけど、エレキギターはほとんど使っていない。
試しに、どんな雰囲気なのか体験参加してきました。
上手い人もいれば、初心者の人もいて、ぼくも教えられたり教えたり。
課題曲があって、3ヶ月後にお披露目会があるとのこと。
リーダーも周りの人もいい人そうだし、続けたいなと思ったときに、少し気になったこと。
それは、年齢。
一応、20代から50代とは書いてあったけれど、年齢はほとんど20、30代で50代はいない・・・。
本格的に参加するには年齢も公表しないといけないだろう。
なんだか、50代でサークルに入るのは恥ずかしい気がしてきた。
若い子たちは、こんなおじさんをどう思っているんだろう。

おじさんにはおじさんしか持っていない知識や知恵がある!!

禅語で「閑古錐(かんこすい)」という言葉がある。
錐とは大工用語のキリという言葉で、木材に穴を開ける道具である。
中学校の授業でも家庭科の授業で使ったことがあるのではないだろうか。
この錐、普段は先が鋭く尖っていて、木材にも穴が開けられるけれども、長い間使われたものは先も丸くなり、穴が開けにくくなっていく。
大工道具としては使い物にならないけれど、長年の年季がきざまれたキリはどこか風格が漂ってくるということばである。
その風格が人においては老いて身につけた知識だったり、知恵だったりするのかもしれない。

ぼくも若い子から見たら扱いづらく、話しにくいおじさんなのかもしれないのかな〜と思っていた。
でも、20代、30代の中に、スイも甘いも経験したおじさんがいても、少しは役に立つのではないかと思った。
そもそも、人によっては普段関わることがないようなジェネレーションギャップを感じられる、貴重な経験になるかもしれない。
ぼくも最初は怖気付いて、やっぱり若い子たちに混じるのは抵抗があるから、やめようかなと思ったけど、ぼくにはぼくの役に立つことがあるかもしれないと思って、しばらくは参加させてもらおうと思った。
僕自身も、若いこと話をすることはいい刺激にもなるし、やる気にもなるかもしれない。
特に、最近は体にエネルギーが枯渇して、部屋で一日中引きこもっていることが多いので、ひとつ挑戦してみようかと思う。
課題曲は、結婚式で弾いたMONGOL800の「小さな恋の歌」だ。
妻との関係が良くなったら、子供と一緒に聴きにきてほしいと思う。