今日のgood & new
今日は仕事に行って、午前中は事務作業や調べ物をしたあと、午後は横浜の方に現地調査をしに行った。
現地調査といっても、対象建物の周囲をぐるっと回って見て、写真を数枚撮ってくるだけの短時間な作業だ。
おかげで、そのまま家に帰ると4時には家に着いていた。
月曜日だということで疲れてしまったので、1時間ほどうたた寝をしてしまった。
今日、現地を見ることで、明日の打ち合わせがスムーズに進む。
相手は曲者と評判のベテラン営業部長だ。
現地を見て、自分の判断ができているので、明日、その考えをぶつけてしまえば、後戻りがなくなる。
段取りがよくなると、仕事は自然と流れが良くなって進んでいく。
中年になって、そんな知恵を持つことができて少し心の余裕ができてきた。
中年の危機
相変わらず「ハピネス・カーブ」を読んでいる。
海外の書籍は文字数が多くて、かつ膨大な事例を紹介しているので読み応えがある。
中年の危機とはよく巷で聞かれる言葉である。
家庭のことや仕事のこと、自分の出世などに影が見えてきて、いわゆる燃え尽き症候群になって落ち込んでしまうことだ。
ひどい人だと、精神的な病気になったり、心身ともに支障をきたす人もいる。
おばあさん効果
しかし、その障害を乗り越えると、その人の価値観がガラリと変わり、幸福感があがるという。
「おばあさん効果」というものが人間にはあって、女性は閉経してから死ぬまでの時間が他の生物より長い。
いわゆるおばあさんになってからは、自分の子供や孫とのつながりを大切にするので、他の生物より生存率が高くなる。
一部のイルカにも同じような生存をするものもいるそうだ。
知恵がつくと幸せに近づく
中年以降になると、なぜ幸せに感じるようになるか。
それは知恵がついてくるからだという。(科学的根拠はまだないらしい)
知恵がつくと、今まで問題となってきた状況でもうまく切り開けたり、人や社会とうまくコミュニケーションできるようになり、つながりがうまれてくる。
おあばさんの知恵とはよく言ったもので、ただ知識とか専門的な技術だけでなくなにか特殊な能力が知恵なのである。
では知恵とは何か。
著者は3つを挙げている。
①認知面(知識や知性に関わるもの)
②感情面(同情や感情に関わるもの)
③思慮深さ(自分の欲望や観点から距離を置く能力)
この3つがバランス良く機能している状態を知恵という。
そして、この3つが高い人を知恵者といい、町の有力者やご意見ばんなどに多くいる。
また、若い人でも、それぞれの高い特性を持った数人の集団は知恵のあるチームになることができる。
ぼくはあまり詳しくないが、スタートレックでの登場人物はこれに当てはまるらしい。
例えば、Mrスポックは認知面は高いが他は低い。
そして、他の特性は他のスタッフが担っているので、スタートレック号は数々の難局をクリアしているのである。(うまくできたドラマだ)
この知恵は行動面に現れる。
知恵のある考えを持っているだけでは意味がなく、行動に現れることで知恵があると判断される。
知恵は誰にでも持ち合わせている能力だと思う。
人が生きていく過程において、いろいろなことを経験し、特に中年期に特有の人生の危機を経験すると知恵は高まるのだと思う。
そして、知恵が高まれば、生きやすくなり、ひいては幸せを感じやすくなるのだろうと思う。
ぼくは仕事の面ではかなり知恵がついてきたと思う。
あまり、会社で不幸せを感じることが少なくなってきた。
これからは妻との関係を解決していけば、今は辛くても、いずれはこの経験も知恵と変わり、自分の幸せへと繋がっていくと思う。