当たり前の日常に感謝をすると幸せになれる

今日のgood & new

最近は仕事が忙しい。
次から次と新しいプロジェクトが入ってくる。
それだけ、周りの人から信頼されるようになったのだから、嬉しい。
作業に夢中になると、時間が経つのが早い。
午前中はすぐにお昼休みになるし、午後は帰宅の時間になる。
適度に休憩を取れているのも、身体が疲れないよい環境になった。
昼は抜けて、1時間は昼寝をしている。
おかげで、午後は集中して仕事ができる。
そんな当たり前な日常に感謝をしたい。
ぼくは一時期、体調を壊して休職をした。
無理して出てきた時はかなり体も精神もきつかった。
さらに、周りが気を利かせて仕事を回してくれない。
いわゆる窓際族のおじさんの気分になって落ち込んだ。
やることがないのに、一箇所に座っていなければならないことほど辛いことはない。
ちょうど一年前、ぼくはそんな状態だった。
だから、なおさら今の充実した仕事の時間にありがたみを感じる。
自分が幸福になってくると、気持ちに余裕が出てきて、不快なことも気にならなくなってきた。

イライラしている人は、本当は困っているだけなんだ

出勤時にいつも同じ電車に乗っていると、荻窪駅から割腹のいいお兄さんが乗ってくる。
彼はいつもイライラしていて、体が大きいのにグイグイ座り込んでくる。
たまに、隣同士で肘を突きつけ合っている姿を見かけるが、喧嘩一歩手前だ。
今日はぼくの隣がたまたま一席だけ空いていた。
荻窪に着くとお兄さんが乗ってきて、グイグイしてきた。
昔のぼくなら、敵愾心を出して、押し返していたかもしれない。
でも、今日のぼくは、「ああ、このお兄さんは自分の意志で体が太ってしまったわけではないんだな。席に座るときには困っていて、周りを意識しすぎて、喧嘩腰になってしまう可哀想な人なんだな」と思えた。
そして、そっと、体を動かしてあげて、彼が座れるスペースをできるだけとってあげた。
その気持ちが通じたのか、彼はぼくに対しては、いつものように喧嘩腰で肘を押し付けてはこなかった。
ぼくが降りる駅では、喧嘩にならずにホッとした。
そして、こんな気持ちで降りられることに感謝した。

感謝は特別なことではなく、何も起きない日常に対して示す感情かもしれない


感謝は特別なことをしてもらってから、相手に示すものではないと思う。
もっと大きな意味で、周りで起きた出来事や、何も起きなかった日常に感謝することもできると思う。
それはもしかしたら、ハイヤーパワーに感謝することに似ているかもしれない。
この穏やかな気持ちを、これから良くないことが起きたり、思い出しても続けていきたいと思う。