3つの幸せの性質(科学的な幸福の捉え方)

今日のgood & new

今日は会議の多い日だった。
午前中に連続で2つ、午後は帰る前に1つ参加した。
いつもはあまり発言しないことが多いけれど、今日はいくつか意見を言った。
特に意識しないで発言したけれど、同僚に「あなたは業界のことをよく知っている。社長にも同じことを言われた。」と褒められた。
認めてもらえて嬉しかった。
妻との別居が原因で仕事中塞ぐことがあったが、最近は業務時間中は忘れることができて、周りの人にも声をかけられるようになったと思う。
なるべく電話に自分から出るようにし、内務の女性に負担がかからないようにしている。

3つの幸せ

幸せには3つの性質がある。
「セロトニン的幸せ」「オキシトシン的幸せ」「ドーパミン的幸せ」の3つ。
セロトニンは体や精神が健康に過ごせることへの幸せ。
病気にならないと気づくことが難しいが、普通に生活できて、仕事にもちゃんといけることは幸せなことだ。
毎朝、青空を見て爽やかな気持ちになることもセロトニン的な幸せの1つ。
オキシトシンは、人との繋がりで分泌される幸せ。
会話をしたり、感謝をしたりして、人との交流から生まれる幸せである。
夫婦同士の関係や、親子関係、友人関係、職場関係の身体的、非身体的なコミュニケーションで生まれる。
ドーパミンは、お金を得たり、物を買ったり、出世することで得られる幸せ。
異性に惹かれて愛を感じるのも、ドーパミンの分泌によって生まれる幸福感である。
この中で、セロトニン的幸せとオキシトシン的幸せは長時間、持続すると言われる。
しかし、ドーパミンはアドレナリンと同じで、短時間で消えてしまう。
給料が上がったり、出世したり、恋人ができても、幸福感はすぐになれてしまい、もっともっとと要求してしまう。
だから、ドーパミン的幸せを求めすぎると、依存症になってしまう。
アルコール依存症や恋愛依存症、ギャンブル依存に、仕事中毒などだ。
まず一番に大事な幸せは、自分自身の土台である健康な心身からくる幸せ、セロトニン的幸せだ。
そして、自分がしっかりできたなら、周りの人との関係性を良くしていくオキシトシン的幸せが大事になる。
この2つの幸せがあって初めて、ドーパミン的幸せが生まれてくる余地が出てくる。
勘違いしてしまう人たちは、給料が上がったり、出世したりすることを一番の幸せと考えて、ストレスを溜めて心身ともに疲弊していく。
そして、自分の体が壊れてくると、夫婦の関係や友人との関係もうまくいかなくなっていくことが多い。
求める幸せが逆なのだ。
きちんと土台の幸せを作ってから、楽しみや快楽への幸せを積み上げていくことが大切だ。

「3つの幸福」樺沢紫苑著 から