「99.9%は幸せの素人」を読んだらおもしろかった

今日のgood & new

今日も晴天のゴールデンウィークだった。
昨日、張り切って活動したので、朝はエネルギーが足りなくて、動く気にならなかった。
家事をしてから、少し横になって休んでいた。
ダンスを踊ったからか、体の節々が筋肉痛で動かすと痛みを感じた。
最近、運動不足だったので、よかったのだけれど、体重が増えたので体が重くなった。
昼頃には、体調も復活して、元気になった。
昼ごはんを食べたらエネルギーも増えたので、またシートを持って公園に向かった。
昨日より少し暑かったので、40分くらい歩いてじとっと汗が流れるくらい動けた。
公園に着いたら、早速シートを敷いて、イラストを描いた。
風が強くて、紙がめくれてしまって描きにくかったけど、青空の下、イラストを描くのは楽しかった。


イラストを描いた後は、シートに横たわって本を読んだ。
今日から読みはじめたのは、樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」。
図書館にも6冊蔵書していて、かなり売れた本だ。
この中で、読書をするだけではダメで、書くなり話すなりアウトプットしないと自分のものにならないと書いてあった。
だから、ぼくもこれからは、読んだ本の概略や感想、意見をこのブログに書いていきたいと思う。

99.9%は幸せの素人

星渉さんが書いた科学的でわかりやすい幸福になるためのポジティブ心理学の本だ。
共著として、幸福学の第一人者である前野隆史さんが最終章を書いている。

第1章「お金が全てじゃない」を言い訳にしたい

普通の人はお金持ちになることや出世することを幸せの目標とする。
しかし、年収800万を超えると、お金持ちになっても、対して幸福にならないことが科学的にわかっている。
お金持ちになることではなく、お金の使い方を工夫することで、幸せを感じる感覚は増幅する。
例えば、モノを買うよりも体験や経験を買った方が、幸せの時間は持続する。
そして、買うときに、お金に感謝すると幸福感を感じられる。
お金を使うときは、自分に使うよりも、他人に使ったほうが幸せを感じられる。
寄付や募金もいいけれど、家族や友達にプレゼントしてお金を使うと、自分に使うよりも幸福になる。

第2章嫌われる勇気は不幸の始まり


アドラーの「嫌われる勇気」はベストセラーになったが、人とのつながりを良好にすると幸せ度が上がることは科学的に証明されている。
嫌われるよりは、友達が多い方が良いのだ。
そして、友達は数ではなく、少なくても多様性があった方が、幸せになりやすい。
会社の全ての人と仲良くなることを目指すのではなく、数人でもいいので、会社以外の組織やコミュニティで心の許せる友達ができた方が、幸せになりやすい。
人はネガティブな人もいれば、ポジティブな人もいる。
そして、幸せな人もいれば、不幸せな人もいる。
幸せは伝染するので、ポジティブで幸せそうな人を選んで友達になると、自分も幸せになりやすい。

第3章努力する気がないなら結婚していけない。


結婚は愛し合うことだとは、結婚式でも言われるし、恋愛の歌では定石だ。
しかし、男女の好き嫌いは、もって2〜3年くらいが賞味期限だと、科学的に証明されている。
よく3年たったカップルが別れるのも、その影響だ。
つまり愛は続くものではなく、期限付きだというのが大人な考え方だ。
ただし、夫婦が長続きしないわけではなく、努力すれば、3年が長く続いたり、男女の愛情ではなく、夫婦の愛情に変わることもある。
ただし、基本的に人は3年後には飽きてしまうので、努力をしないとカップルもしくは夫婦のつながりは切れやすい。
ぼくもそうだが、夫婦になればずっと一緒に仲良くいれるわけではなく、喧嘩をしたら仲直りする努力が必要なのだ。


第4章「ポジティブ思考」という病から抜け出す


幸福になる性質は、「ポジティブ感情」「ネガティブ感情」「人生満足度」が影響している。
これに関しては、以前ブログで書いた。

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第5章科学的に行動量を増やして努力を継続させる。
自分がどんな幸せになるか、考えてみるとなかなか思い出せない。
お金持ちになる、高級車に乗る、出世する、ブランド物を買う、これらは全て地位材と言って幸せが持続しないものだ。
では、どんな自分になりたくないか、考えるとすぐに出てくると思う。
孤独な老後を過ごしたくない、病気をしたくない、離婚したくない・・・。
その逆を考えると、自分の幸せがみつかる。
見つけにくものや当たり前なものでも、なりたくなくてなってしまったら、それらは幸せに感じられるだろう。
物や地位を追うことは悪いことではない。
これらは行動を伴うので、DOingの幸せと言われている。
過剰になると依存症になることもあるのだが、気をつければポジティブになるので、悪いことではない。
健康を感じたり、夫婦との仲を良くしたり、はBEingの幸せという。
これらの2つの幸せをバランスよく求めていけば、健康的な幸せに近づくことができる。

このあと第6章、7章とあるが、興味があったら読んでもらいたい。
科学的な幸福論を書いた書籍は多数あるが、学者が書いていることが多く、形式ばって読みにくいところがある。
文字数も多くて、言い方も回りくどい。
それに対して、この本は脱サラした非学者が書いた本なので、わかりやすくて、飲み込みやすい。
良いところは読み物ではなく、ハウツー本に近く、章末にはTO DOがあり、実際に読者に実践させて体得させる形となった本である。
ぼくは図書館で借りて読んだが、手元に置いておきたいので、一冊買ってみた。
幸せ学の初心者にはとても良い本だと思う。

⭐️ぼくはついている
⭐️なんとかなる
⭐️ありがとう