今日は読み終わった心屋仁之助さんの「ずるい生き方」を紹介したい。
心屋仁之助さんとは
心屋仁之助さんは、もともと佐川急便でバリバリのサラリーマンをしていたんだけど、あるとき仕事に行き詰まり、家庭でも問題が起きてきて、心理学を学んだ人だ。
カウンセラーとして起業して、講演会や執筆活動をしていた。
今は、名前を本名に変えて、シンガーソングライターとして活動している。
この本は、カウンセラーとしての最後の本になる。
ベストセラーになったのは「いいかげんに、生きる」だ。
そして、最後となったこの「ずるい生き方」は、今まで書いてきた書籍の総まとめとのことだ。
動画を出したり、講演会をしているけれど、それらを網羅した本になっている。
ずるい生き方とは
「ずるい生き方」とは、ひとことでいうとやならければいけないと思っていることを全てやめて、やりたいことだけをする、ということを薦めている本だ。
会社でも家庭でも、真面目でやりたいことを我慢して生活していると、窮屈だし悩みも増えていく。
自分は実は不真面目で、怠けてばかりいることを隠さない生き方が「ずるい生き方」だ。
周りを気にして嫌われたり、怒られたりすることを恐れる生き方をやめる。
うまくいきたければ、うまくいかせようとするのをやめるということだ。
自分の責任ややらなければいけないという重荷をおろして、軽く生きようという本だ。
好きなことはやらなくていい
ときめかないものや人や仕事を自分の近くに置かない。
そして楽して生きていくことに罪悪感を抱かない。
罪悪感は子供の頃に、親、特に母親から植え付けられている。
やってはいけないこと、やらないといけなことを刷り込まれたのが今の自分だ。
だから、母親の望んだ人生を生きるのをやめることが一番だ。
自分の殻を破るようなチャレンジをして、普通ではない人の真似をしてみるといい。
損をしてみる
自分が充足していて満たされていると、幸せを見つけることができない。
しかし、今まであったものがなくなると、「ある」とこの大切さを感じられる。
自分に不必要な責任を体に縛り付けているから、自分の望んだ人生を過ごせない。
重りをつけた熱気球と同じだ。
やりたくないと努力や責任を手放すことで、本当にやりたいことができる。
努力や行動によって人は価値つけられているのではなく。そこに存在しているだけで価値があるのだ。
できないことはやらない
人には異なったタイプがいる。
直感的に動いてうまくいく人と、計画を立てて理論的に動いてうまくいく人。
それぞれ、良いとこ悪いところがあるが、一方をよくみてしまう。
しかし、性格が全く違くので、真似しようとしてもうまくいかない。
自分ができないことを認めると楽になるし、できないことを反省するする必要は全くない。
そんなときは、人に頼んでしまうと良い。
人に頼むと、人から好かれることが多い。
無責任に生きる
深刻なことが起きた時ほど、おちゃらけた言葉を使ってみる。
「ちょろいんですけどー」「超うけるんですけどー」とかギャル語を使ってみるといい。
声に出してみると、気持ちが楽になる。
無責任とは、自分の中に問題を抱え込まないこと。
問題は起きている現象ではなく、自分の心に生じているダミーなので、なんとかなるし、なるようにしかならない。
面白がるくらいがちょうどいい。
本を読んでみて
ぼくも妻とのことで自己嫌悪におちいることがある。
すぐ離婚してしまった方が良いのか、それとも子供のためにもう少し様子を見た方がいいのか。
別れてあげた方が妻のためになるし、他の人たちも多くは離婚をしてしまっている。
でも、本当の気持ちはまた3人でやり直したいことだ。
そんなことも言ってしまっていいんだと、少し気が楽になった。
そして、問題はぼくが悩もうが明るくしてようが、なるようにしなかならない。
そう考えると、ずるい生き方も選択していいのではないかと考えた。
⭐️ぼくはついている
⭐️なんとかなる
⭐️ありがとう