大洞山・中沢山に登ってきた。

今日のgood & new

今日は会社を休んで、毎月恒例の山登りに行ってきた。
今回は、高尾山の東側、津久井湖の湖畔にある大洞山と中沢山に登ってきた。

高尾山まで中央線で行って、その先はバスで大垂水から登山開始というルートが「高尾・陣馬・中央線日帰り山歩き」に出ていたので、歩いてみた。

「高尾・陣馬・中央線日帰り山歩きより」

高尾山の駅を降りたのは久しぶりだ。
マンション開発が進んで、街が高層化したと聞いていたが、北口は昔と変わらない風情だった。

高尾山駅

大垂水のバス停までバスに乗って行ったが、もう桜は終わりかけていて、新緑の季節になっていた。
平日にもかかわらず、定年退職組のおじさんおばさんでバスはいっぱいだった。
最近の高齢者はとても元気が良くて騒がしい。☺️


バスからの景色

登山口から山道を入っていくと、思っていたよりも道が狭い。
一人が歩くのがやっとで、すれ違う時はどちらかが止まって待たないと、肩がぶつかるほどだ。

狭い山道

気温は高めだったけれど、歩きはじめはひんやりしていたので、上着を着て登りはじめた。
途中、日が登ってきて、気温が上がってきたのと、歩いたことで代謝が上がって、汗が出始めてから、一枚一枚、服を脱いでいった。

歩きはじめの服装

杉の木立が美しい、雑木林で、手入れが良くされていた。
道も整備されていて、僕みたいな初心者でも歩きやすい山道だった。

綺麗な杉の木立

バス停ではおじさんおばさんの団体さんと一緒に降りたが、彼らは体力があるのか、高尾山方面に歩いて行った。
狭い木立の間を、たまにすれ違うくらいの登山客だけで、ほとんどひとりで歩いて行った。

暑くなってきたので、いよいよTシャツになって歩いたが、空気がひんやりして気持ちがよかった。
マスクも人がいないので、ほとんどつけないで歩くことができた。
山の中のマイナスイオンたっぷりの空気を吸って楽しめた。

いよいよTシャツで登山

たまに遅い桜が残っていて、綺麗な花をつけていた。

遅咲きの桜

中沢山に着いたときはお昼近かったので、ベンチを見つけて弁当を食べた。
はじめてのカップラーメンを食べることができて、嬉しかった。
(高尾山では食べたけど、箸を忘れて、堪能できなかった)
おにぎり2個とカップラーメンと惣菜にサンドイッチと大好きな食べ物をひとりで堪能した。
誰も周りにいなかったので、ジャズをかけながら、山の中でリラックスして昼食を楽しんだ。

大好きな食べ物ばかりの昼食

景色はあまりよくなかったけど、山の麓の住宅が見えて、自然の中にいる感じを堪能できた。

中沢山からの景色

途中、大きな構造物が現れ、自然の景色とミスマッチで神秘的に見えた。
どうやらスマホなどで使う無線施設のようだ。
山にはそぐわない人工物だけど、これがあるから、登山客や麓の人たちはネットの環境を享受できる。

山の中に突然現れる無線施設

三沢峠まで降りてくると、眼下には津久井湖の姿が見えてくる。
咲き残っている桜の花と湖の景色が綺麗だった。

津久井湖の姿

ここから先は黙々とひとりで歩き通した。
たまに向かいから他の登山客とすれ違うが、ほとんど単独飛行。
自然の中で、ぼくは「自分とはなにか」と考えながら歩くことに集中できた。
雑念が入ってきたら、なるべく考えないようにし、ポジティブな気持ちを維持しようと試してみた。
これもマインドフルネスや黙想と同じ、自分に向き合う時間になったのだと思う。
美味しい空気を吸いながら、たった一人で大自然の中を、体を動かしながら歩いていく。
次から次とネガティブな記憶が蘇るけど、歩くことと呼吸に集中した。
たまにフローの状態に入って、歩いているのか止まっているのかわからなくなった時もあった。
とても貴重な体験だった。
国道に出てからは、バス停まで30分くらい舗装道路を歩いた。
途中、津久井湖を横断する橋を渡って、振り返ると、ぼくが歩いてきた山道が見えた。

中沢山

帰りはすぐにJR橋本行きのバスに乗れたが、やっぱりバスの中は登山を終えたおじさんおばさん集団が乗っていた。
桜は終わったけれど、暖かくなって登山シーズンなんだと思う。

登山計画

登山距離8.7km、お昼の休憩時間も入れて約3時間の登山だった。
歩行距離は自宅から家に着くまで16,790歩、消費カロリーは527kcalだった。
1日の倍くらいのウォーキングになった。
大洞山・中沢山は小さい山で人も少ないけれど、歩きやすくて一人になるにはいい登山ルートだったと思う。
難点は途中にトイレがないことだ。
麓の峯の薬師というお寺にしかない。
楽しい登山だった。