(人間関係の悩み)他人うまくやっていくの秘訣は、「距離感」に尽きる (親しき中にも礼儀あり)

今日のgood & new

今日は月曜日から大きな打ち合わせがあった。
ある視点の幹部と本社技術スタッフとぼくとで、あるプロジェクトのキックオフを行なった。
支店長以下、幹部も揃ってのコスト打ち合わせだった。
ぼくは本社スタッフだったので、要所要所でまとめる役を期待されていたんだと思う。
その中に、以前、一緒にプロジェクトを組んだベテランの部長が出席していた。
彼とは最初、意気投合していたのだが、あるときぼくの一言に火がついて、怒鳴られたことがある。
ぼくは子供の頃、父親から怒鳴られたり叩かれたりした記憶があるから、大きな声を出して感情的になる人が苦手だ。
恐ろしく感じて、怒鳴られると、それ以降、その人の目を見て話ができなくなる。
でも、仕事になったら苦手な人とも作業を一緒にしていかなければならない。
嫌いだなと思っている相手は、そのことに気づいていると思う。
ぼくは他人と、特に歳の離れた、父親のような立場の人が苦手なのかもしれない。
そんな悩みを学生時代のことから、持っていた。
話はそれるが、大学の時の教授もおじいさんで、学生のぼくとは親子ほどの歳の差があった。
最初はその教授から評価され、一目置かれて彼のゼミに入ったが、いつの間にか言葉がキツくなってきて、嫌になったことがある。
そして、その嫌悪感がピークに達して、ぼくは学校に行けなくなった。
そうだ、ぼくにも不登校の経験がある。
昔から人を信用しすぎて近づきすぎ、返り討ちに合うような悩みを持っている。

人間関係で悩んだ時の、一つの解決方法

精神科医の中村恒子先生が書いた「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」を読んだ。
中村先生はすでに90歳を超えてもなお、現役で患者さんをみている精神科医だ。
戦後、まだ女医が少ない時代に、仕事をしながら子育てもしていて、人生経験豊富な先生だ。

人間関係の秘訣は、「距離感」に尽きる。踏み越えてはいけない一線は、決して越えずに保ち続けること。

「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」

ぼくは基本的に人を初対面で嫌うことはない。
対人関係に対して、性善説を持っている。
そして、仲良くなろうとかサービストークをしようとか気をかけてしまう。
そして、相手の懐に飛び込んで、調子に乗ると、いつも痛い目に遭ってしまっている。
人とは仲良くしなくてはならないという、小学生の時からの刷り込みがあるからかもしれない。
中村先生は、適度な距離感を持って、人とコミュニケーションを取ることが、人間関係で問題を起こさない秘訣だという。
仲良くしなくてもいいのだ。
もちろん、気の合う人は親友になってもいいと思う。
だけど、全ての人と仲良くなることはできない。
人はいいところも悪いところもある。
近づきすぎると、悪いところが目立ち始め、お互い気に入らなくなって仲が悪くなってしまう。
だから、好意的だと思ったとしても、他人なので失礼なことを言ってしまってはいけないんだと思う。
「親しき中にも礼儀あり」だ。

そして、それは家族でも同じことが言える。
家族こそ、同じ空間に長くいるのだから、お互いの距離感を適切に保って、相手のことに気を使うべきだと思う。
ぼくが妻にできなかったことはそれだ。
どんなに仲の良い、気の合う親友でも、長い時間同じ空間にいると衝突が起こることを知っているのに、距離感を取れなかった。
もし、また妻と同じ家に一緒に住むことができたとしたら、適切な距離感を保つ練習をチャレンジしてみたい。


⭐️ぼくはついている
⭐️なんとかなる
⭐️ありがとう